行政視察
子ども子育て・高齢者特別委員会の行政視察で、仙台市と福島市を訪れ、子育て・介護の現場での先進的な取組を学ばせていただきました。
仙台市:介護人材確保に向けた取組(スケッターの活用)
介護人材の不足は、中央区でも深刻な課題です。
仙台市では「スケッター」という外部マッチングサービスを活用し、未経験者や副業希望者でも気軽に介護現場を体験できる仕組みを整えていました。
“やりがい”を大切にしながら人材の裾野を広げるこの取り組みは、担い手不足の解消だけでなく、福祉の魅力を再発見するきっかけにもなっていると感じました。
福島市:こむこむ館(子どもの夢を育む施設)
「こむこむ館」は、子どもたちが遊び・学び・創造を自由に楽しめる複合施設。
科学実験、映像制作、演劇など、子どもたちの“やってみたい!”を後押しする仕掛けがたくさん詰まっていました。
地域の方々や専門人材とも連携し、子どもの自由な発想を大切にする運営体制が印象的でした。
介護も子育ても、課題は異なりますが共通しているのは、「人と人とのつながり」「やりがい」「地域の力」です。中央区でも、こうした事例を参考にしながら、地域で支え合う仕組みづくりを進めてまいります。
区内視察
区民文教委員会の委員および関係各所の皆様とともに、十思スクエア内の「蔦重ギャラリー」と「久松幼稚園常磐園舎」へ視察に伺いました。
蔦重ギャラリーは、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の放映を機に、地元町会を中心とした「蔦重日本橋プロジェクト」の一環として開設されたものです。住民有志による手作りの展示を通して、蔦重の多彩な人物像に触れ、歴史への関心を新たにしました。
久松幼稚園常磐園舎では、園内をご案内いただき、子どもたちの様子やバス通園の状況などについて園長先生からお話を伺いました。子どもたちがさまざまな体験を通じ、安全に、そして健やかに成長できるよう、引き続き見守ってまいります。
参議院選挙を終えて ―雑感―
酷暑のなか、長きにわたる選挙戦を戦い抜かれたすべての候補者と支援者の皆様に、心より敬意を表します。今回の結果は、私にとって極めて不本意なものであり、自らが十分に行動できなかったことに対し、深い悔いが残ります。
にわか仕立ての愛国心を叫ぶ者たちに、我が国の舵取りを託すわけにはまいりません。しかし同時に、古い体質を引きずり、排他的で、周囲の変化が見えないまま進められる選挙戦が、現代社会において通用しなくなっているという現実を直視せねばなりません。時代が変わったことを受け入れなければ、もはや政治の場に居場所はないのです。
誠実に、地道に、ぶれることなく活動を続けてきたとしても、選挙においては「勝たなければならない」という厳しい現実もまた、改めて胸に刻みました。
思えば、二十年以上前に私が街頭で訴えていたことが、今では多くの国民に共有されるようになりました。それは、私たちの愛する日本が、いままさに危機に瀕しているという国民の意識の高まりを意味しているのかもしれません。
いずれにせよ、私たちはこの激動の時代を生き抜かねばなりません。まずは、家族を守ること、地域を支えること、そして国家を想うこと。そうした基本を大切にしながら、私はこれからも、誇りと気概をもって歩み続けてまいります。
第二回定例会閉会
令和七年第二回定例会では、一般質問にて「環境政策」「男女共同参画」「多様性の在り方」の三つのテーマを取り上げました。いずれも現代社会において重要視されながら、その本質や実効性が問われている分野です。
環境政策について
再生可能エネルギーの導入やごみ分別の徹底は意義ある取組ですが、一方で景観・廃棄物処理の課題や、区民・国民の経済的負担も見過ごせません。
なかでも「燃やすごみ」として扱われていたプラスチックの分別回収については、その必要性を再検証すべきと考えます。気候変動対策という曖昧な理由で、国益を損なうような制度導入を急ぐべきではありません。
今後は、理念だけにとどまらず、区民にとって“見える形”での透明性ある施策と、費用対効果の綿密な検証を強く求めてまいります。
男女共同参画について
女性センターブーケ21から、男女平等センターブーケ21へと名称を変更し、様々な啓発イベントが開催されていることは一定の意義を有すると受け止めております。
しかし、名称変更やイベント開催のみで、真に男女平等が実現するわけではありません。限られた税金を用いる以上、すべての区民が納得できる形で、男女双方に必要な支援が公平に行き届く体制の再構築が求められます。
特に、登録団体の審査基準の明確化や活動内容の妥当性を適切に検証できる仕組みについては、引き続き制度の改善を強く求めてまいります。
多様性について
日本社会にはかつて、「異なるものを静かに受け入れる」という美徳がありました。制度整備と並行して、「多様であることを温かく見守る心」を育む教育と社会づくりが不可欠です。
学校現場における秩序と安心、すべての子どもたちの公平性の確保には、現場任せではなく、行政の責任ある支援と指針が求められます。
どの施策も、理念だけで終わらせてはなりません。現実に生きる区民の声から出発し、制度の中身と実効性を丁寧に見つめ直すことが必要です。
私は今後も、中央区が掲げる理念にふさわしい中身と仕組みを備えた自治体となるよう、政策の本質に向き合い、提言を続けてまいります。